2013年02月11日

夢民舎セミナー19

P1260053.JPG


前回の大雪がうそのように、暖かいひざしになりました。
夢民舎19回セミナーは「コンセプトとテーマ」です。

仕事をしている人も、してない人も、聞いたことのある言葉ですが、
コンセプト」と、「テーマ」との違いは、なんでしょうか?

コンセプトは、「木の幹」で、テーマは「枝」のような関係でしょうか。
コンセプトは変化しませんが、テーマは変化します。
テーマは解りやすいと思いますので、
今回は幹になる「コンセプト」についてじっくり研究します。

「コンセプト」
若い頃に仕事で出会ったロゴスですが、実は、仕事だけじゃなくて、
人の生き方にも関わる「たいせつな概念」だと思います。
昔だったら「座右の銘」でしょうか。
迷ったときにたち帰れる「基本の考え方」。

まず、大勢の考えを一方向にするために、
企業が「コンセプト」をたてて、広報などに使いだしました。
よくテレビなどで耳にする、企業のキャッチコピー。
カンタンに言うと、あれがそうです。

その考え方をまとめた本があります。
「コンセプト&ワーク」(浜野商品研究所)1981年刊

30年以上前の本ですが、あらゆる企画本を凌駕しています。
ただ、詩的で、観念と感覚が混沌としているので、
(そこがまたいいのですが、、)
解りやすくはしょって説明しますね。

『マーケッティングなどの「理屈」や「データー」で動くのではなく、
ライブな「生活実感」。「生活の感動」。「文化」。「地球的観点」、、。
「暮らし」を見据えて、ぶれない「コンセプト」をたてることが大事。
そして持てる「資金」「人」「時間」を考慮する。』

本質を「深く考えて見抜く」力と、「感性」でしょうか、、。

現状、企業の営業や会議では、不況もあって、
「利潤追求」という「企業の最終コンセプト」でしか物事が進んでいないようです。
なので、みんな本質が抜けた、同じような企画。商品になってしまう、、。
で、結果、、売れない、、。
「本質」を見抜く感性も鈍くなってしまう。
(マア最近は9匹まで、柳の下にドジョウがいるそうですが、、)

企業はさておいて、個人も、実はコンセプトがないと、
「社会的に作られた常識、コンセンサス」に振り回されてしまいます。

例えば、「戦争」「権威主義」「平均じゃないと怖い症候群」などなど、、。
「その時々の誰か」の価値観に振り回されちゃいます。


日々のあらゆる価値観が情報として入ってきたり、教育という洗脳で、
自分とは?という基本の考え方、たち位置」は見失いがちです。

5感という感性」を生かして、いきいきと自分を生きるのに大切なのは、
日々を判断してつみかさねていく「基本の考え方、立ち位置」。
この両輪がないと、なかなかうまく物事が進まないものです。

散歩ができる暮らし、、。ネコがいる日だまり、、。それだけでもいいのです。
ほんとうはどういう風に生きたいのか、、。
それには、こんなリスクもある、、。などを考え、整理して行く。


私たちは、「どんなコンセプトで生きていきますか?」
「社会的コンセンサス」に振り回されていませんか?

今回は、ちょっと、頭がグラグラしちゃうセミナーでしたね。


posted by フィールドノート at 11:28| 夢民舎

2013年01月27日

夢民舎セミナー18

P1140033.JPG


はじめは雨、、そして大雪のなかで、
新年初めての夢民舎の教室がはじまりました。
大雪の中の楽しい新年会、、。
そして電車の止まってしまった帰路の大変さ、、。
日々はなんて変化にとんでいるのでしょうか、、、。


1〜3月の3ヶ月は、「感覚を捉える」今までのセミナーに加えて、
「物事を整理して、思考を抽出してゆく方法」について練習します。

その一回目は「素材」についてです。

色鉛筆各種。パステル各種。水彩、、オイルパステル、、、。
いろいろな種類の「画材」を使って実験します。
同じクレヨンでも、メーカーや商品によって質感が違う。
それによって「表現できる感覚も違う」ことを実験します。

まず、型紙を用意します。
リンゴでも手袋でも、シンプルな形に切り抜きます。
さあ、そして、いろいろな画材で塗り絵しましょう。
同じ色と同じ形の手袋がたくさんできてきました。
フエルトのような感じ。
モヘヤのような感じ。
麻のような感じ、、、。それぞれ感じが違います。

これだったら、、天然生活風。、、家庭画報風。、、、ブルータス風?
イラストでも、こんなに雰囲気が違います。

ほんとうに「素材」は奥が深い!

たぶん、料理人だったら、、
「キャベツと言っても種類や栽培方法で、全然違う」だろうし、
陶芸家は
「どこどこの土と言っても実は全く違う」
おそばやさんも、
「○○のそばといっても、△△さんのがいい」
木工家は、、塗り物師は、ニットデザイナーは、、、、、。
などと、その道のプロは「素材の本質」を追求して、
自分に合う素材」を探し求めますよね。

その人に合う「素材」を見つけることは、なにかを作る人にとって、
ほんとうに大事なことです。

それに「この本質」はなんなのか、、
いつも本質を考える癖をつけると、
「情報」「データー」「権威」「広告」などに惑わされないようになります。

どんな職業でも、もちろん、
「儲け主義の商売人」は、本質よりもコスト、利益を追求」します。

でも、「クリエイトする人」は「本質を追求」します。
そして「本質」をみつめて作られたものには「サムシングエルサ」があります。





posted by フィールドノート at 17:54| 夢民舎

2013年01月02日

夢民舎セミナー17

IMG_1079.jpg


夢民舎セミナー17回目は「生活と美」アールヴィヴァン。
今日は画集を見てもらったり、講義を聞いてもらう。


「アール、ヴィヴァン」は「芸術的生活」。
芸術というと、「特殊な人達のもの」という一般的に通念があるようだ。
でも、ほんとうだろうか?

歌うこと。演奏すること。踊ること。絵を描くこと。彫刻すること、、、。
喜怒哀楽を表現すること。。。。

原始、,職業の分化がすすんでいない頃。
日々の暮らしの中で,日常にあった人の営みであった芸術。

歴史の中で,独裁者に仕える特殊技能の人々のものとなって久しい。

それは究極。至高。などという概念とともに、
普通の人々から離れていってしまった。
ほんとうだろうか?

イタリヤの教会美術も,ルネッサンス期以来そのような変化をとげた。

個人的には、「至高や究極。権威」を感じる、有名な画家の有名な絵より、
ルネッサンス以前の、ちいさな街の教会の絵のほうが、
感情豊で、生き生きしていて好きだ。

日本の民芸運動も「日用の雑器」に「美」を見いだした。
究極。至高からの脱却。

究極、至高運動は、それって、ヌードといえば、
「グラビアアイドルのヌードが美しい」と思い込んでいるのに近い気がする。
ほんとうは、普通の人のヌードも、すばらしく美しいのに。

「美しさ」の基準が全然違う。

なぜ誰からも「芸術的」と認められなくてはいけないのだろうか?
自分の「サムシングエルス」を他人を気にせずに貫いて行くほうが、
ある意味「芸術的生活」なんじゃないだろうか?

ゴッホは生きている間、評価されなかった。
パンと絵を変えたりした暮らし。
でも、彼の人生は「アールビィヴァン」。
死ぬまで「サムシングエルス」を綴る、絵を描き続けられた、、。

人の人生は短く,美しい。
日々、自分の「サムシングエルス」で綴ってゆけたら、、。
それは白いキャンバスに,その人という人生を描いていくことのよう。
それこそ「アールヴィヴァン」だ。

ある生徒さんが4年目にポツリと言った言葉。

        *

「今まで,音大を出て、音楽家を目指してた。
ずっと音楽は、楽器や楽譜の中にあると思ってたけど、
庭の花壇や,日だまりや,,空気の中ににあって、、。
毎日,生きている中に音楽がある,,私の人生が音楽だったのですね」


        *

そう、そんなことが「生きている芸術」。
「アールヴィヴァン」なんなのだと私は思う。

        *


70歳にして農業を止めて,初めて絵を描いた「丸木スマ」さんの絵。
70すぎてイタリヤ語を習い、イタリヤに絵を描きに行った
「堀文子」さん。

いくつになっても、キラキラと、原始からの感覚、、、。
「歌ったり」「踊ったり」「描いたり」日々のワクワクを大切に、、。




posted by フィールドノート at 12:30| 夢民舎

教室のご案内

P2050006.jpg
五感の教室「夢民舍」

2012年度は終了しました。次回は来年1月募集です。
        *
2012年の内容
        *

五感の訓練
4/14・15 オープニング。美学について
4/28・29 「聴覚」
5/12・20 「触覚」
5/26・27 「臭覚」
6/9・10 「味覚」
6/23・24 「五感と色彩」
7/14・15 「空気感と雰囲気」
イメージを形にする
8/11・12 「テキスタイル、抽象について」
8/25・26 「具象と抽象」
9/8・9 「縞模様」リズム感*印象
9/29・30 「繰り返し柄」展開*物語
10/13・14 「アーガイル柄」色の響き合い*記憶
10/27・28 「チェック柄」混色の美*風景

サムシングエルサ
11/10・11 「感覚をデッサンする」
11/24・25 「クロッキー」
12/8・9 「クロッキー」
12/23・24 「生活と美」アールヴィヴァン
コンセプトについて
1/12・13 「素材感の実験」
1/26・27 「コンセプトとテーマ」
2/9・10 「コンセプトワークの練習」
2/23・24 「企画の立て方」
3/9・10 「マップの作り方」
3/23・24 「オリジナル」


【 定期の教室 】

編み物クラス
(1)
日時:月2回/-第2・4土曜-13:00〜16:00
講師:細野雅子(トリコ・ダァール主宰)
会費:1回5,000円 ※3ヶ月分を前納
少人数、個人指導で初心者からプロの方まで、
自分の好きな素材、好きなデザインで自由に編んでいます。
「楽しみながらマイペースで、レベルアップ。」
カジュアルなクラスです。
(2)
日時:月2回/-第1木曜-10:00〜12:30
-第2木曜-13:00〜15:30
講師:関根博子(アトリエMINE主宰)
会費:1回4,000円 ※1ヶ月分を前納
「編みたい物を好きな素材で。」
残っている糸でも素敵な作品になります。
平日なので、主婦の方がおおいです。

ソーイングクラス
日時:月1回/-水曜-10:00〜15:00
講師:越水ゆきえ(アトリエ素粒子)
会費:1回(一日)10,000円
「素材もデザインも自由自在。」
着たいデザインの服を雑誌や本からセレクト。
生徒さんにあわせてパターンを起こしてます。
作りたい物を一つずつ作りながら、のんびり、リラックス。
ミシンとなかよくなりましょう。。

不定期のクラス
その他、様々なワークショップを開催します。

お問い合わせは、school☆hareru-jp.comまで。
(☆を@に直して送信してください)